フット・イン・ザ・ドア 小さなYESの積み重ねテク

💭「なんとなく頼まれると断れない」
💭「気づけば相手のペースに巻き込まれていた」

…そんな経験、ありませんか?

実はそれ、心理学の有名なテクニック——
「フット・イン・ザ・ドア(Foot-in-the-door)」が使われているかもしれません。

今日はこの“小さなYESの積み重ね”が、
恋愛や人間関係、そして交渉やビジネスでもどんなふうに使えるのか。
感情の流れに沿って、やさしく解説してみます。


🍃STEP1:人は一貫性に縛られる生き物

たとえばあなたが、友達に「今度カフェ行こうよ」と軽く誘われて、
「いいね、行こう!」と答えたとします。

その1週間後、「じゃあ、今週土曜お昼空いてる?」と具体的な日程が来たとき、どう返しますか?

🙄たとえちょっと面倒でも…
📅「この前OKしたしな…」と断りにくくなる。

これがまさに「フット・イン・ザ・ドア」。
最初の“小さな承諾”が、後の“大きなお願い”に繋がってしまう心理のワナです。


💡STEP2:フット・イン・ザ・ドアって何?

心理学の用語でありながら、日常のあちこちに溶け込んでいるこのテク。

意味はこうです👇

「小さなお願いをOKさせたあとに、
本命の大きなお願いを通すテクニック」

🚪「まずはドアに足を入れる」=「小さなYES」
🚪→やがて「部屋に招き入れられる」=「本命のYES」

恋愛で言えば、

  • 軽いLINE相談から始まり
  • 電話する関係になり
  • やがて自然に会うようになる…

これも“YESの階段”を登らせている典型的な例です。


🧠STEP3:なぜYESが続くのか?

ここで登場するのが「一貫性の原理」

人は、自分がいったんYESと答えた行動を
「否定したくない」し「否定されると不快に感じる」のです。

つまり、
「前にOKしたんだから今回もOKしないと自分らしくない」
という思いが、行動を縛ってしまう。

🧩一貫性を保とうとする気持ちは、
自分の“信頼”や“正しさ”を守るための心理的防衛でもあります。


❤️STEP4:恋愛での活用テク(具体例)

では、恋愛ではどう使える?

たとえば気になる彼に対して、こんなステップで距離を詰めることができます。

✔️例1)「心理的YES」の階段

  1. 「この間の投稿、あの本読んでたよね?あれ気になってたんだ」
    → 情報共有のYES
  2. 「ちょっとだけ教えてもらってもいい?」
    → 軽いお願いのYES
  3. 「じゃあ今度、一緒に本屋でも行かない?」
    → デートへのYES

ポイントは、「自然な流れ」で提案すること。
いきなり誘うのではなく、段階的に関係を温めるのがコツです。


🔄STEP5:逆に「悪用されない」ために

これは強力なテクニックだからこそ、
“気づかないうちにYESを重ねさせられている”こともあります。

「小さなお願いがどんどん大きくなる」
「NOを言うタイミングを失ってしまう」

…そんなときは、いったん立ち止まって、

「このお願い、本当に自分が望んでいること?」
「最初のYESと、今のYESは同じレベルの承諾?」

と、自分に問いかけてみてください


🌱まとめ|小さなYESは、大きなYESを生む

  • フット・イン・ザ・ドアは、「小さなOK」を積み重ねて本命の承諾を得るテク
  • 「一貫性の原理」が人をYESに導く
  • 恋愛でも日常でも、じわじわと距離を詰めるのに使える
  • 逆に悪用にも注意!自分の感情軸を見失わないことが大切

💬あなたは、最近「なんとなくOKしてしまったこと」ありますか?
それ、本当にあなたのYESだった?
それとも、“一貫性の罠”だった?


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📂カテゴリ: 恋愛テクニック / 心理戦略