— やさしすぎる男に、女子がちょっとだけ引く瞬間。
「優しいって、罪だよね。」
これ、女子会で本気で出るセリフ。
でもね、その“罪”って、甘い罪じゃなくて、ちょっと切ないやつなの。
たとえば――
仕事終わり、疲れてるのに「大丈夫?無理してない?」って気づいてくれる人。
寒くなってきた夜道で、「手、冷たくない?」って聞いてくれる人。
LINEもいつも返信早くて、スタンプもちゃんと返してくれる。
いい人。
ほんとに、いい人。
ちゃんと見てくれてて、ちゃんと優しい。
……なのに。
“それ以上”の感情が動かない。
ちょっとずつ会うのが“悪いな”って思ってきて、
気づけばLINEも、スタンプ1個で終わらせてる自分がいたりする。
なんで?
こんなにちゃんとしてるのに、なんで私は“好き”にならなかったんだろう――
女子ってそういう感情、意外と多いんだよね。
「私にだけの優しさ」じゃない気がした
たとえば、
「なんでもいいよ、君の好きな方で」って、決定権を全部こっちにくれる人。
最初は、“尊重してくれてる”って思うの。
でも何度もそれが続くと――
「この人、自分の気持ちはないのかな」って思っちゃう。
「私が選ばれてる」って感じないと、
優しさって、だんだん“空気”みたいになるんだよ。
「踏み込んでこない優しさ」は、逆に距離を感じさせる
話をちゃんと聞いてくれて、共感もしてくれて、
「それは大変だったね」「頑張ってると思うよ」って言ってくれる。
でも――
その言葉の奥に“感情”が見えないと、心は動かない。
「私の話、誰でも聞けるよね?」
「この人、傷つくのが怖いから深く入ってこないだけじゃない?」
って、どこかで感じちゃう。
ほんとはね、「ズルい人」のほうが、惹かれることがある
ちゃんと好きって言ってこないのに、
ふとした言葉でドキッとさせてきたり、
連絡をくれるタイミングが絶妙だったり――
そういう人って、
「私を見てる」って感覚がある。
自分のリズムじゃなくて、“私の感情”に合わせてるのがわかる。
優しさって、ほんとは“知識”じゃない。
どれだけ気遣えるかとか、正しい言葉を言えるかとかじゃなくて――
「この人、今の私をちゃんと見てる」って伝わること。
優しさが重くなる瞬間もある
実はね、
「俺なんかでごめんね」っていうセリフ、めちゃくちゃしんどい。
それ、“私が決めること”じゃん?
「俺なんか」って言われると、こっちも肯定しなきゃいけなくなる。
そういう空気って、付き合う前の段階で既にちょっと重いの。
あと、「今日、寒くない?心配だったからブランケット持ってきたよ」とか、
「こないだのLINE、元気なさそうだったから気になってて」っていうやつ。
それってすごく気づかってくれてるけど――
“恋”じゃなくて、“親”みたいな感覚”に近づいてくるの。
じゃあ、どんな優しさが心に残るの?
- 「これ、君が好きそうだなって思ってた」って、サラッと差し出される
- 「〇〇って言ってたよね?今日たまたま見かけたから」って、“覚えてくれてた感”
- 「いや、それ俺は譲れない(笑)」って、冗談まじりでも“芯”を感じる
→ この3つに共通してるのは、ちゃんと“相手が生きてること”。
ただ気を使ってるだけじゃない、
ただ優しくしてるだけじゃない、
ちゃんと「私はここにいるよ」って気づかせてくれる優しさ。
それって、たった一言でも届く。
はるかの本音
優しい人って、ほんとに素敵だと思う。
でもね、
“好きに届く優しさ”って、“勇気”が混ざってるんだよ。
誰にでもできる気づかいじゃなくて、
“この人だから言いたい”“踏み込んででも伝えたい”って気持ち。
それがあると、女子はグラッとくる。
ドキッとする。
そして、その人をちゃんと“男の人”として見るようになる。
優しいだけじゃ足りないなんて、
ちょっとひどい言い方に聞こえるかもしれないけど…
女子って、そういうとこで恋に落ちるんだよ。
だから、もしあなたが
また誰かに優しくしたいって思ったとき――
ちょっとだけでいいから、
“怖くても踏み込む勇気”も混ぜてみて。
次の夜、もしまだはるかの部屋に来てくれるなら——
明日公開の本音はこちら。