— 職場でこじれる“承認欲求”と“比べてしまう心”
月曜の朝会。
上司が、同僚のプレゼンをやたらと褒めていた。
「よくまとめてたな。資料も見やすかった」
「クライアントもいい反応だったぞ」
隣で聞きながら、内心モヤモヤしていた。
あの案件、前半ほとんど自分が組み立てたやつだったのに。
すごいね、って言えばいいだけなのに、
なんか口が動かない。
代わりに、冷たい返事をしてしまった。
💭 認められないことが、こんなに苦しいなんて
別に、目立ちたいわけじゃない。
でも、誰かが褒められてる時、
「自分のことも見てほしい」って思うのは、そんなにわがままなんだろうか。
自分の努力は、誰にも届かない。
黙ってやってると、それが“当たり前”みたいになっていく。
そして、頑張ってないように見える人が、
スッと評価されてると、心がざわつく。
🧩 比べてしまうのは、「自分を信じきれていない」から
人と比べるって、
実は「自分の今の頑張りに自信が持てない」時に起きやすい。
- 自分の評価軸がぶれてると、外側の声に敏感になる
- 相手の評価が「自分の価値を否定された」ように感じる
- そのたびに、「自分には何が足りないんだろう」って心が削れていく
でも、それって本当に「他人がすごい」からじゃない。
「自分が満たされてない」から、外側に意味を求めちゃうだけ。
🧃 承認欲求って、なくすものじゃなくて、“扱うもの”なんだと思う
よくあるじゃない?
「承認欲求は捨てよう」とか、「他人と比べるな」って。
でも、それって無理じゃない?
誰だって、自分のことを「ちゃんと見てほしい」って思ってる。
それがあって、頑張れるときだってある。
大事なのは、その気持ちをちゃんと自分で認めてあげること。
誰にも言えなくてもいい。
「自分は、今日あの瞬間に評価されなかったことが悔しかった」
って、自分だけでもわかっててあげる。
🧭 感情に名前をつけると、比べなくてもよくなる
他人と比べるときって、
本当は「悔しい」「寂しい」「置いていかれた気がする」みたいな感情が下にある。
それに名前をつけてみる。
- 「あ、自分は“もっと認めてほしい”って思ってたんだな」
- 「あの人がすごいんじゃなくて、自分が置いてかれるのが怖かったんだな」
そうすると、他人じゃなく“自分の軸”が見えてくる。
Emotional Path という場所で
このサイトでは、
“気づかれない感情”を、ちゃんと言葉にしていく。
誰かに見てほしいのに、見てもらえない。
比べたくないのに、比べてしまう。
そんな自分を責めたくなる。
でもその感情、あなたがちゃんと向き合おうとしてる証拠だから。
「自分の価値ってなんだろう」って迷ったとき、
またここに来てくれたら嬉しいです。